12月例会『ソウルガールズ』は如何でしたでしょうか?
毎年師走の時期は参加が落ち込むので心配していましたが、64%と高い参加率でけっこう期待されていたのかと正直驚きました。
でもその期待は裏切らなかったですよね!その証拠にアンケート結果は大好評で「大変良い」と「良い」が合わせて98%と、最高水準の評価を頂きました。
またひとくち感想も熱い思いの文を多く頂き、この映画を例会にすることができて本当に良かったと思っています。
この映画はオーストラリア先住民であるアボリジニの人たちが主演、また監督や脚本など製作陣の多くもアボリジニという大変めずらしい映画です。
しかしながら白人たちによって「発見」されてしまった後のアボリジニの歴史は本当に悲惨です。
なんとオーストラリア大陸にいた9割以上のアボリジニが殺されたと言われています。
この映画を観るにあたってこの辺の事実をどうしても知って頂きたく機関誌部の方に例会紹介としてアボリジニの歴史を書いて頂きました。
これが大変分りやすく素晴らしい記事となっておりますので、是非もう一度「泉」の12月号を読み返してみて下さい。
しかしこの映画ではそういった差別の問題などはあえてさらりと描いています。むしろハリウッド映画にも負けないほどのエンターテイメント映画です。
今後アボリジニの歴史や差別の現状といった映画が作られていくことに期待しますが、今回の「ソウルガールズ」ではまずは何よりも、自分たちの存在を世界に向けて発信するんだという思いで作られていると思います。
「アボリジニ」などと文字で書くと単なる記号にしか過ぎませんが、スクリーン上で歌う「サファイアズ」の面々のなんと魅力的な事でしょう!
これこそ映画の素晴らしいところですよね!