2年前に博多で観ました。台詞がない映画だと聞いていたので、退屈しないだろうかと少し懸念していました。
しかし映画が始まるやいなや映像の圧倒的な素晴らしさに魅了され、どんどんこの世界に引き込まれていき、いつしか台詞のないことなど全く気にならなくなりました。
いや、違います。登場人物たちは言葉を発していて、私はそれを確かに聞きとっていました。
耳からではなく、言葉が脳に直接入ってくるような感覚です。これはたぶん映画館でなくては体験できません。
そしてこの映画がすごいのはそれだけではありません。
何百年前からも続いていて、そしてこの先何百年も変わらないであろう大草原の中での生活を描いていますが、物語は思いもよらぬ方向へと進んでいきます。
そしてこれ以上は話せませんが、結末のあまりの衝撃に私は席を立てないほどでした。
映画ファンなら誰でもこの映画は映画館で観たかったと思うことでしょう。
滅多にできない映像体験を今月の例会で私たちはすることができます。