20161108

北九州映画大学を振り返って



 神戸映画サークルのみなさま、はじめまして。私は北九州映画サークルで運営委員をしている岡田といいます。この度は今年映画大学をやった経験を踏まえて、来年映画大学を開催する神戸映サのために原稿を書いてほしいと委員長の桑田さんから頼まれましたので、僭越ながら書かせて頂きます。
 まずスタッフを集めるにあたって、役員ではない一般会員さんにも声をかけました。このことはいい人材の発掘にもつながりました。そして集まったメンバーで開催の一年前から月一ペースで会議を始めました。しかし私を始め映画大学の経験がない者には映画大学がどういったものか全くイメージすることができません。そこで経験者が機関誌に「映画大学の思い出」という記事を毎月書いていき、少しずつみんなにイメージを浸透させていきました。
 会議の中で一番難航したのが講師の選定です。そこで一人は例会学習会の時に講義をしてもらって評判が良かった地元の大学教授にお願いしたところ、これがやはり全国のみなさんからも高評価を頂きました(交通費も節約できましたし)。
 あとは依頼していた仲代達矢さんが正式に決まった事が大きかったです。これによって中心となる顔ができた感じで、地元の参加申し込みが一気に増えたと思います。収支を上げ黒字にするためには地元の参加者をいかに多く呼べるかにかかっています。
 反省点としては、会場でのリハーサルが少ししかできなかったことです。しかしそれでもやれただけ良かったのかもしれません。もし事前にリハーサルをやらなかったら当日はパニックとなっていたことでしょう。
 また用意したパソコンは事務局で使用していた1台のみでしたが、これが今から思うと考えが甘かったと反省しています。講師が使うソフトは事前に動作チェックはしていたものの、それでも本番では数々のトラブルが起こり、舞台裏では綱渡りの連続でした。OSの異なるパソコンを何台か用意しておいた方がいいと思います。パソコンが動かなくなると講義が全くできなくなるので、とても怖いものだと思い知らされました。
 いろいろと書きましたが、少しは参考になりましたでしょうか? これから準備で大変だとは思いますが、がんばって下さい。やってみてこれだけは言えるのですが、サークル内の結束もより一層固まりますし、打ち上げではおいしいお酒が必ず飲めます!
 それでは来年の映画大学、楽しみにしております。





koubekikansi




(神戸映画サークル機関誌 2017年1月号搭載)