この映画の中でのクリスティーナ・リッチは正直なところ服装も体系もちょっと微妙だけど、観ているうちに地上に舞い降りてきた天使としか思えなくなる。男にとって都合が良すぎるようにも思えるが、当時若い女の子からもすごく人気があった。
好きな人に対して目をキラキラさせる表情と、嫌いな人に対しての情け容赦ない嫌悪の表情のギャップが凄すぎて怖い。でもそこがいい。この若い時期だからこそのエネルギーを4時間にも及ぶ上映時間全てに注ぎ込んだような、奇跡のような作品。
子役時代からずっと見ているダコタ・ファニングだが、あんなにかわいかった子がこんなにぐれてしまって、という親心にも似た複雑な思いが・・ でも下着姿で歌う姿に悩殺されます。
『蛇にピアス』では入れ墨を入れた怖い女を演じていたが、ここでの吉高由里子は打って変わってお嬢様。その初々しい演技が素晴らしい。自分が大学に進学して上京した当時の想いとも重なり特別な作品です。
最近では芯の強い役を演じることが多いキャリー・マリガンだが、この時期のすごくかわいくてそれでいて幸の薄い感じに惹かれます。