20231202



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『映画の原点 北九州活弁LIVE



記念例会を終えて


 今回の記念例会を企画するにあたって、個人的には60周年の記念例会に匹敵するものにしなくてはいけないという思いが強くありました。サイレントピアニスト柳下美恵さんを迎えた10年前の記念例会はとても素晴らしいイベントとして、今でも鮮明に思い出されます。ですから今回はどんな記念例会にしようかととても悩みました。なにせ10年に一度の大行事です。そんな折、博多で活弁を観る機会があり、こういった形式で記念例会にするとすごくいいイベントになるのではという予感がしました。例会会議で話し合った結果その案が通り、活弁の第一人者である片岡一郎氏に出演依頼をして嬉しいことに快諾して頂きました。上映作品に関しては片岡さんから提案して頂き、その中から選んでいきました。『雄呂血』に関してはメンバーほぼみんなの同意で選ばれたのですが、もう一本の作品を何にするかで意見が分かれました。『子宝騒動』が有力でしたがチャップリンの作品も入れたいという意見も多く、最終的に両方入れて3本立てでやろうということになりました。結果としてとてもいいバランスの作品が並んだと思っています。
 今回の70周年記念例会、みなさまは楽しんで頂けましたでしょうか?私としては60周年記念例会に勝るとも劣らないイベントが出来たと自負しています。それもひとえに片岡一郎さん、上屋安由美さんのパフォーマンスが素晴らしかったことにつきますし、また一年以上に渡り準備してくれた記念例会メンバーの協力、そして前売り券を知人の人たちに売って頂いた会員さんたちのおかげだと思っています。
 何はともあれ無事に終わって、今はとにかくほっとしています。今度は10年後の80周年に向けて、またみんなで頑張っていきましょう!

記念例会会議メンバー責任者  岡田英樹




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(北九州の泉 2023年12月号搭載)